新米会社員のビジネス書レビュー

とある地方企業の新米技術者が、会社で生き抜く術を学ぶためにビジネス書を読んでレビューするブログです。

『すぐやる!』レビュー

書名:すぐやる!

サブタイトル:「行動力」を高める”科学的な”方法

著者:菅原洋平

 

すぐやる!  「行動力」を高める“科学的な

すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な"方法

 

 

この本を選んだ理由

書店で平積みになっているのを見て購入しました。行動力を高める、すぐやる、ことの大切さは、様々な本で研究されており、大事なテーマの一つだと考えています。

内容

この本の著者は作業療法士が本職であり、いわゆるリハビリテーションの専門職です。そして、そのリハビリのために得た脳科学に関する知識を、もっと多くの人々の行動に生かすために書かれているのがこの本でしょう。

本書では、それらの知識・経験を総動員しながら、皆さんが各自の生活の中で「やるべきことをすぐやる」ための方法を提案していきます。

レビュー 〜すぐやる”脳”を作るための本〜

脳科学というアプローチが独特

リハビリテーションというのは、脳の仕組みや性質にもっとも注意を払う行為のひとつだと私は考えています。

行動力、それもすぐにやるため、の本はいくつかあるように思います。その中でこの本が独自に打ち出しているのは、心理学や経験ではなく、脳科学に基づいた内容である、という点にあるように思います(もちろん著者の経験に基づく話題も沢山ありますが)。脳が持つ仕組み、脳内物質の分泌理由などを根拠に話が展開していきます。それが、この本に説得力を与えているように感じます。

いかに脳に「すぐやる」習慣を与えるか。脳という言葉がこの本の重要なキーとなっています。

大前提となるのはズバリ「睡眠」

本書は序章から始まり、第6章まで、合わせると7章の構成になっています。序章はすぐやるための大前提、「十分な睡眠をとる」という内容が骨子です。

企業研修をしていて感じることですが、課題をすぐに解決して高い成果をあげる人に睡眠不足の人はいません。 

この睡眠が十分に取れているかどうか、という点は、本の後半になっても度々登場してきます。

当たり前の話かもしれませんが、脳科学というアプローチを考えると最初に睡眠が出てくるのは極めて真っ当かもしれません。つべこべ言わずまずはちゃんと寝ろというメッセージだと思います。

トリガー作りから、脳作りへ

第1章から第6章にかけては、「すぐやる」ための行動規範が展開されていきます。最初は、その場その場で誘惑に打ち勝ち、すぐに行動に移すためのトリガー作りを軸に話が展開されています。その後、そういったトリガー作りから、もっと脳の根本的な構造を作り変えていくような内容にシフトして行っています。

それぞれの個別の場面での最適な行動から、より全体に応用が効く行動に範囲を広げて行っている、と言い換えてもいいかもしれません。

 

実際に読んで実行に移していく時は、まずは最初に書いてあるそれぞれの場面に合った行動を実践し、そこから少しづつより習慣づくりに近い内容に踏み込んで行けるといいように感じました。

具体的な行動に落とし込みやすい内容

脳科学の内容が軸に据えられていますが、どの行動規範も具体的な行動にまで落とし込まれています。とても簡単な行動目標もあるので、まずは実践ありきで身につけるようにするといいのではないでしょうか。

前回レビューした『小さな習慣』などとも上手に組み合わせられると、より習慣づくりがうまく進められるかもしれません。

 

実践したいと思うこと

目に入れる情報をコントロールする

視覚というのはとても強い情報なので、やるべきこと以外の物事が一度目に入ってしまうと、それだけで行動が削がれてしまいます。まずはこの視覚のコントロールをうまくできるようになることが大事なことだと思います。

 

気に入ったフレーズ

 「すぐやる」ためには、自分の「すぐやらなくなるサイン」に気づくことが必要なのです。

 

それでは。