新米会社員のビジネス書レビュー

とある地方企業の新米技術者が、会社で生き抜く術を学ぶためにビジネス書を読んでレビューするブログです。

『小さな習慣』レビュー

書名:小さな習慣

原題:Mini Habits : Smaller Habits, Bigger Results

著者:スティーヴン・ガイズ

訳: 田口未和

 

小さな習慣

小さな習慣

 

 

この本を選んだ理由

書店で平積みにされているのを見つけました。自分の習慣づくりになんとなく閉塞感を感じていたこともあり、読んでみたいと思いました。

内容

この本で述べられている小さな習慣とは、「自分のやりたい行動を失敗できないほど小さな単位に区切り、毎日実行する」というものです。

本書は、筆者の経験も踏まえながら、小さな習慣の持つ効果とその科学的、心理学的根拠、そして具体的な小さな習慣の生活への取り入れ方がまとめられています。

レビュー 〜なかなか習慣づくりが上手くいかない方へ〜

ポジティブな習慣を身につけるために

この本は禁煙やギャンブル依存症の克服を助けるための本ではありません。小さな習慣として取り入れるのは良い習慣だけです。つまり、あなたの生活を豊かにするポジティブな行動を、長く続けられるようにするのが目標です。

この本の主なテーマはここに凝縮されています。読書、運動といったポジティブな行動を生活に取り入れるための手法として、小さな習慣を利用するという内容が本書のテーマとして書かれています。

例えばその習慣が身につくことで悪い習慣に取って代わり、結果として悪い習慣を克服することができるようになるかもしれません。ですが、この本ではそれはあくまで副次的な効果として扱われているにすぎません。

これらの悪習慣は、生活の中によい習慣を取り入れることで徐々に追いやることができます。

ここで言う”悪習慣”とは、”怠け癖や不安、時間をだらだら無駄に過ごす習慣”といったものを指します。

どのくらい小さい目標なのか?

では、具体的にはどれくらい小さな習慣なのでしょうか?

例を挙げて先ほどの読書、運動で示すと、読書であれば1日2ページ、運動であれば1日腕立て伏せ1回、といった具合です。仮に疲れ切って家に帰ってきた場合でも、その程度ならできちゃいそう、というくらいまで区切られた本当に小さな行動です。以前別のビジネス書では”39度の熱があってもできること”という意味合いの表現が使われて射ましたが、ほぼ同義でしょう。

 

この小さな行動にどれだけの意味があるのか?本書を読むと詳しく書かれています。最も大事なことは「何か行動を始めるにはどうしても意思の力が必要であり、それが大きな障害となっている。だから、意思の力が最小限で済むよう目標も小さく設定する」、ということにあるように感じます。

自分の習慣が長続きしないわけ

私は毎日の習慣、という点において、例えば3日とか、1週間とかでやめてしまう、ということはそんなにありません。ですが、それが1ヶ月とか、3ヶ月とかになると話は別です。正直そういった長期スパンになると、続けている行動をそのまま身につかせることができているとは思えません。

翻ってこの本を読んでみると、その原因となる点が結構思い浮かんでくるような気がします。そしてそれらの原因は、この小さな習慣を身につけることで解決できるように感じて射ます。同じような悩みを抱えている人は、是非とも読んでみると良いのではないでしょうか?

 

例えば、1ヶ月や3ヶ月で身につけつつあった習慣をやめてしまう理由としては、生活の変化が挙げられます。読書であってもだいたい仕事が忙しくなると、色々と理由をつけてやめてしまうことがあり、そして一度やめてしまうともう先がなくなってしまう、ということがよくあります。

ですが、1日2ページ、であれば、どんなに忙しくても止めることはできないでしょう。そういった成功の体験を積み重ねることが、習慣を身につけるために重要な要素の一つのようです。

期待しすぎないこと

本書には、小さな習慣を取り入れるためにあたっての心構えについても書かれています。その中で特に自分にとって大事だと思ったことは期待しすぎないことです。

なにか小さめに設定した目標を達成し、徐々にその目標を大きくしていこうとすると、それが達成できなかった時にがっかりしてしまう。そういった心理状態を避けることが非常に重要なのだそうです。

目標以上を達成すると、潜在意識の脳は新たな期待値を設定します。(中略)そうならないように、自分の毎日の目標は変わって射ないのだとつねに意識しなければなりません。

いつも完璧を求めた結果、習慣が身につかなかった時にあきらめてしまう。そういった傾向が強い人にこそこの小さな習慣は効果を発揮すると思います。

どうなりたいか?

習慣づくりについては多くのビジネス書でも度々テーマとなっていますが、この本で述べられている手法はそれらのあらゆる習慣に応用が効く内容です。

他のビジネス書と上手に組み合わせて、ポジティブな習慣を身につけられるようになりたいと思います。

実践したいと思うこと

読書、思考のメモ書きをより習慣づける

現在続けている読書や思考のメモ書きも、時々やらなかったりする日がありどうしたものか、という考えを持っていました。この小さな習慣を上手く使えば、そういった懸念も克服できるような気がします。

小さな習慣を紙に書き出し、毎日チェックする

小さな習慣のポイントとして、習慣を紙に書き出し毎日チェックする、といったことも挙げられています(これ自体も一つの小さな習慣です)。より行動に具体性を持たせるためにもこれは徹底しすべきでしょう。

 

それでは。