新米会社員のビジネス書レビュー

とある地方企業の新米技術者が、会社で生き抜く術を学ぶためにビジネス書を読んでレビューするブログです。

『鬼速PDCA』レビュー

書名:鬼速PDCA

著者:冨田和成

 

鬼速PDCA

鬼速PDCA

 

 

この本を選んだ理由

書店、インターネットで共に最近人気の出ているこの本。人気に便乗して購入してみました。本書の「はじめに」を立ち読みし、成長の為に役立つスキルとして身につけたい、と考えました。

内容

本書のタイトルである「鬼速PDCA」とは、私が前職の野村証券時代から好んで使っている造語で、私が代表を務める株式会社ZUUにおいて企業文化として浸透している仕事の進め方のモデルである。

PDCAとは、既に世間で広く知られている成長のフレームワーク。鬼速とは、高速を超えスピードを更に上げる、という意味。著者が新入社員の時代から徹底的に続けている、実践に基づいた手法の紹介が本書の内容。

レビュー 〜あらゆる成長のためのスキル〜

改めてPDCAとは?

改めて説明するまでもないかもしれませんが、PDCAは目標を効率的に達成するための行動サイクルを示したモデルで、以下の四段階の名称の頭文字をとった略語です。但し、本書では若干のアレンジが加えられています。

  • 計画(PLAN)
  • 実行(DO)
  • 検証(CHECK)
  • 調整(ADJUST)

ある目標を達成する為に計画を立て、計画を実行に移し、実行の内容を検証して、必要に応じて調整を行う。再び計画に戻って次の目標への行動を進める…というサイクル。あえて説明するとこんな感じでしょうか。

広く知られているのは、最後の段階が検証ではなく改善(ACTION)というサイクルでしょう。もちろんこの改変にも意味があります。

本書では一般的に「改善」「ACTION」と呼ばれている4つ目のフェーズの故障を「調整」「ADJUST」にしている。これはリーン開発で有名なパスカル・デニス氏が使っていた呼び方で、PDCAの実態により近いと思われるので採用した。

「DOとACTIONの意味の違い」とか、「改善だといい点を伸ばす案が抜け落ちる」と言った点が理由のようです。個人的にもこの改変はかなりしっくり来ました。

あらゆる成長に通づるスキルとして

むしろ、これだけビジネス環境の変化が大きくなった今の時代だからこそ、成長スピードが速く、柔軟性の源にもなる「PDCA力」は、会社にとっても個人にとっても、最強のスキルであると声を大にして言いたい。

これが著者が持っている一番の主張であると感じました。

本書ではPDCAサイクル"前進を続けるためのフレームワーク"と位置付けています。このPDCA「鬼速」で回し続けることにより圧倒的なスピードで成果を出し続けることができるだろう、という考え方です。

徹底的な定量化と振り返り

詳細な方法に関しては本書を読んでもらうのが一番良いでしょう。著者の経験に基づいた、かなり実践的なスキルとして紹介がされています。

自分が特に肝であると考えたのは2点、一つは目標の定量、もう一つは短期間での定期的な振り返りです。この二つを徹底することが、PDCAを鬼速で回すには不可欠であると感じます。

定量化の難しさの克服が必要

ビジネス書においては、「本の2割の分量に内容の8割が集約されている」「2割を実践すれば十分」という考え方があるかと思います。

ですが、この本は2割実践するだけだとあまり意味がなく、プロセス全体を自分のものにする必要がありそうです。正直、その為に実践が難しそうだな、と尻込みしてしまいそうです。

特に自分は目標の定量化に難しさを感じます。ですがこれこそがPDCAの第一段階として必要である為、ここを克服することがまずは大事なのでは、と感じました。

 

もちろん、実践本位のビジネス書であるので、何はともあれまずは自分でスピードを体感する、ということがより必要であることは間違い無いでしょう。

実践したいと思うこと

目標の定量

まずはここに集約されると思います。最初は「3ヶ月後までに〇〇時に帰れるようになる」とかでもいいのかもしれません。自分の成長のための目標を定量的に測れるようになりたいと考えています。

長期的なスケジュールの立案

最近はその日1日のスケジュール、タスクを紙に書き出し、それを意識して行動できるようになって来ました。それを更に長期的なスパンで考えたいと思います。

一週間、一ヶ月のスパンで自分のスケジュールとやるべきこと、やりたいことをリストアップできるようになりたいです。

 

PDCAも中々面白いテーマなので、他の本も読んで身につけられるようになりたいですね。

それでは。