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新米会社員のビジネス書レビュー

とある地方企業の新米技術者が、会社で生き抜く術を学ぶためにビジネス書を読んでレビューするブログです。

『組織で上に行く人は「どこ」で差をつけているのか?』レビュー

書名:組織で上に行く人は「どこ」で差をつけているのか?

サブタイトル:部長以上をめざす人のための41のポイント

著者:加谷珪一

 

組織で上に行く人は「どこ」で差をつけているのか?: 部長以上をめざすための41のポイント

組織で上に行く人は「どこ」で差をつけているのか?: 部長以上をめざすための41のポイント

 

 

この本を選んだ理由

書店で平積みにされていたものを購入。ここ最近は自分自身のスキルを上げることが目的のビジネス書を中心に読んでおり、組織の中でどう働くのか?といったことを知ることも必要だと考えたため。

内容

本書は、基本的に若手社員が部長以上に昇進するためには、どうすればよいのかについて書かれています。

”はじめに”にある通り、本書には会社の中で部長以上に昇進するために、若いうちから知っておくべきことがまとめられています。持っておくべき意識や姿勢などが中心となっており、ところどころにそれらを得るための行動指針などが散りばめられています。

レビュー 〜部長以上への昇進に必要なもの〜

部長以上を目指すための本

世の中には数多くの出世指南書がありますが、そのほとんどはヒラ社員から中間管理職に昇進することを想定したものです。

世の中の出世指南書は中間管理職(本書では「課長」と定義されています)を目標としたものがほとんどだそうです。読者層の多さ、出世における最初の関門であることがその理由。ですが、本書はさらに一歩先を行き、中間管理職から管理職(「部長以上」と定義)に出世するために必要な知識についてまとめられています。

課長から部長への意識改革

一言に課長、部長、と言っても、そういう役職は会社によって意味が異なっているのではないでしょうか?本書では、ヒラ社員を取りまとめる役職を課長、複数の課長が管理する集団を取りまとめる立場にある人間を部長、と定義しているようです。多少役職名が違っても、この定義であればしっくりくるような気がします。

 

そして、課長から部長に昇進するためにはまずその定義の違いを意識しなければならないそうです。すなわち、課長から部長になると、相手にするのが社員から組織になる、という点。この違いを理解することが大前提だそうです。

部長から役員に出世するために必須の経営者目線

更に、本書は部長以上の役職について役員と定義しています。そして役員になるためには、経営者目線が欠かせない、と述べています。

ここで言う経営者目線とは何か。まず大前提として、数字に強いことが必要です。社員の顔ではなく、データを見て会社の動きを見るには、数字に強くなければお話になりません。そしてその上で、論理的な結論を導く力、前例にこだわらない柔軟性を持っていること。

これらを持った判断ができることを、「経営者目線を持っている」と本書では説明しています。実際にそういった判断ができる経営者や、自分の経営者目線を上司に示し、出世をしていった人々の例なども紹介されています。

理系から出世しようと思ったら必要そう

ここ最近、「技術者が会社で出世するためにはどうすればいいのか?」という疑問を持っていました。技術を磨いて実績を上げ一つ上のポストに着く、というのはイメージできましたが、その上があまり想像できないなあ、という意識がありました。上に行けば行くほど、技術ではなくマネジメントのような仕事が中心になるはずだ、という考えがその根拠です。

 

本書は、ある意味その問いに対する答えであると言えそうです。部長になるということは、人から組織を相手にする必要があるということ。そしてその上に行くためには経営者目線が必要であること。そう言った感覚は、理系の社員(自分も含めて)に薄そうな印象があります。

そういう意味では、ヒラ社員の段階だと経営に縁遠い、理系の社員にこそ勉強が必要な内容なのかもしれません。

気に入ったフレーズ

人の話ほどアテにならないものはないのです。

 

それでは。