新米会社員のビジネス書レビュー

とある地方企業の新米技術者が、会社で生き抜く術を学ぶためにビジネス書を読んでレビューするブログです。

『トヨタ公式 ダンドリの教科書』レビュー

書名:トヨタ公式 ダンドリの教科書

著者:佐々木眞一、トヨタ自動車株式会社業務品質改善部

 

トヨタ公式 ダンドリの教科書

トヨタ公式 ダンドリの教科書

 

 業務品質改善部という部署があるようです。皆さんの会社にはありますか……?

この本を選んだ理由

仕事術の本に関しては時々読むようにしています。この本もその一環として。本屋で見かけてサクサク読めてしまいそうだなあと思い購入しました。

内容

トヨタの仕事術の大きな特徴は、ダンドリを重視することです。

トヨタのホワイトカラーにおいて、実際に進められている働き方改革。ポイントは、仕事の成果だけでなくその過程、すなわちダンドリを改善していくことです。

仕事を始める前にダンドリをしっかり考えて仕事に臨みましょう、そして仕事が終わったらそのダンドリを含めてしっかりレビューしましょう、という仕事の進め方が主な内容となっています。

レビュー 〜マニュアル作りのためのマニュアル〜

サクサク読める内容、構成

本屋で平積みにされているのを見つけ、どんな本かなと思って目次を読み、パラパラとめくってみました。内容はそこまで多くなく、目次と見出しを追っていくだけでも大まかな内容はわかってしまうくらいです。読書習慣がない人でもサクッと読めてしまうのは良い点の一つだと思います。逆に慣れている人にはやや物足りない?

工場現場での仕事の改善方法をオフィスに

トヨタの工場現場はすごい、とよく言われます。(中略)

しかし、オフィスで働くホワイトカラーについてはどうか。トヨタのホワイトカラーの仕事がすごいとは、誰も言ってくれないのではないか……。

 

確かに言われてみればその通りですね笑

トヨタの工場での働き方改革の手法を、ホワイトカラー(オフィス)に持ち込んで実践する。今、実際にトヨタがチャレンジしていることをまとめた内容がこの本の骨子であると言えそうです。

工場での働き方改革については、以下のようにまとめられています。

大きなポイントは、それぞれの仕事において、工程を洗い出し、必要であればゼロベースから自分の仕事のやり方を見直し、それぞれの工程できっちり仕事を進めていくことでした。

 

トヨタでは、「それぞれの工程できっちり仕事を進めていくこと」という点から、この考え方を自工程完結と名付けているようです。

マニュアルの作り方のマニュアル

トヨタにおけるホワイトカラーでの働き方改革は、前述の通り仕事を始める前のダンドリ決め、手順決めに焦点が当てられています。そして、仕事が終わったらその評価をし、ダンドリを改善して次の仕事につなげる……というサイクルを作ることが求められています。

言ってみれば、本書はマニュアル作りのマニュアルであると言えそうです。

過去の経験を踏まえたマニュアルを明文化することで、失敗することなく素早く仕事を進めることができる。これができれば、確かにホワイトカラーの業務効率も改善されていきそうです。

ダンドリ決めのポイントは「前回の振り返り」「定量化」「コミュニケーション」

表紙には"48のノウハウ"と書かれています。ダンドリ決めから振り返りまでを8つの工程に分解し、さらにその中でノウハウを分割して48個まで落とし込んでいます。

その内容は被っているものも多く、いくつかに分類していくこともできます。ポイントであると感じたのは上記3点。

  • 前回も同様の仕事を(自分含め)誰かがしているはずだから、その内容を振り返る
  • 目標は定量化することで、評価が明確にできるようにする
  • 前任者、前後工程の担当者、上司、関係者といった多くの人とコミュニケーションを取る

これらを重視することで、よりダンドリの質を高めていこう、ということが述べられています。

実践したいと思うこと

ダンドリを明文化する

仕事のダンドリを立てる、ということは、誰もが頭の中でやっていることではないでしょうか。それを明文化するということは、まず必要な第一歩であると思います。

自分の仕事の記録を正しくとる

仕事の記録(目標の達成度、かかった時間、うまくいった/いかなかった点)をしっかりととらなければ、振り返りも難しいと考えます。メモなどにしっかりと記録をとっていくことが必要であると思います。

 

それでは。