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新米会社員のビジネス書レビュー

とある地方企業の新米技術者が、会社で生き抜く術を学ぶためにビジネス書を読んでレビューするブログです。

『ビジネスZEN入門』レビュー

レビュー

書名:ビジネスZEN入門

著者:大山大耕

 

ビジネスZEN入門 (講談社+α新書)

ビジネスZEN入門 (講談社+α新書)

 

 

この本を選んだ理由

新聞記事でこの本の紹介を見かけ、存在を知りました。自分の仕事に対する向き合い方を考える一助にならないか、と考えて読んでみました。

内容

一体なぜいま、世界の第一線で活躍する人たちが仏教に向かっているのだろうか、と。

本書は、筆者が各地で講演をする中で感じた問い、仏教、とりわけ禅の考え方が世界のビジネスリーダーに広がっているのはなぜだろうか?」に対する答えを考える内容が中心となっています。

本文は全部で4章構成となっており、第3章までその視点で筆者の考えが書かれています。第4章は、ビジネスの現場で起きる諸問題を、禅の考え方を用いてどう捉えればいいのか?という内容です。

レビュー 〜ビジネスに活かす禅の教え〜

ビジネスの世界で禅が注目されている

冒頭では、筆者が「ダボス会議」に参加した際の経験が綴られています。世界のトップを走るビジネスリーダーたちが、仏教、とりわけ禅に対して興味を持っている、という事実がよくわかります。他にも、禅の考え方を重視しているビジネスリーダーたちが多数紹介されています。スティーブ・ジョブズがその中でもいい例でしょう。日本の禅の考え方に注目が集まっていることは、もはや疑いようがない事実のようです。

欧米の人々がどのように禅を捉えるのか、キリスト教仏教の違いは何か、といった様々な比較の視点から、禅というものがどのようなモノであるかについてわかりやすく解説がなされています。

実践、体験を重視する禅の考え方

禅において重視される多くの考え方が本書では紹介されています。その中でも特に重視されるのは、禅が実践、体験を重視する、という点です。

つまり禅は、究極的には言葉が要らないのです。経典を勉強するのではなく、身体で実践すること、自ら体験することを重んじる。

これは、禅の中心的な考え方であると同時に、海外の方にも受け入れられやすい特徴の一つとして挙げられています。

ゲインではなくルーズ

また、それと合わせてもう一つ大事な考え方があります。それは、禅がゲインではなくルーズ、に重きを置いている、という点です。

ゲインとはすなわち得ること、何か自分の利益となるものを得ることを指します。逆にルーズは、自分の持っているものを捨て去ることを示します。つまり、禅は何かを得るための教えではなく、自分の持っている物を崩し、捨て去っていくことを重視する教えである、という言い換えることができます。

 

利益を得るためのビジネスの世界において、なぜゲインではなくルーズを重んじる禅が注目されているのか?

 

その答えは、本書の中で丁寧に解説されています。気になる方は是非本書をお読みください。

己の「大欲」に従うこと

ビジネスの世界で禅が注目される理由について一つだけご紹介します。それは「大欲」という考え方です。

いいものを食べたいとか、いい車に乗りたいと言った小さな欲は、仏教は否定します。しかし、本当に世のため人のためとなる大きな欲は、非常に素晴らしいものだと考えます。

この、世のため人のためとなる大きな欲を、禅において大欲と呼びます。小さな欲を捨て(=ルーズ)、自分に残った根源的な大欲に従って生きることを、禅は認めているということです。

「大欲」=「人生の目的」と捉える

私がこのことを学んで感じたことは、先に読んだ『一生折れない自信の作り方』などに出てくるような「人生の目的」に近いものがある、ということです。この本にもまた、人生の目的にひたむきに取り組んでいくことこそが大事である、と説いています。

 

 

世のため、人のためになることをしたい、という「大欲」=「人生の目的」に、ひたむきに向き合っていく。そういった姿勢こそが大事であるという考え方に、非常に共感を覚えました。

どうなりたいか?

自分が行うあらゆる仕事に対して、「まずはやってみる」という意識を持つこと。そして、ひたむきに向き合い実践すること。そう言ったことが当たり前にできる人間になりたいと考えています。

実践したいと思うこと

自分の大欲を考える

自分にとっての大欲とはどのようなものなのか。これを考えることができると、より仕事に対してひたむきに向き合えると思います。すぐに見つけられるものでもないと思うので、少しずつ向き合っていきたいと思います。

当たり前のことを実践し続ける

本書で紹介されている禅の教えは、世の中で当たり前とされていることもまた多く取り上げられています。それらの考え方を行動に移し、常に実践し続けることができるようになりたいです。

 

それでは。