新米会社員のビジネス書レビュー

とある地方企業の新米技術者が、会社で生き抜く術を学ぶためにビジネス書を読んでレビューするブログです。

『「言葉にできる」は武器になる。』レビュー

明けましておめでとうございます。

しばらくは現状のまま、週一ペースで更新したいと思っています。

 

書名:「言葉にできる」は武器になる。

著者:梅田智司

 

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

 

 

この本を選んだ理由

書店で題名を見て気になっていたのがそもそもの理由です。自分の考えを言葉にする、ということの重要性を感じていたのだと思います。また、”はじめに”に書いてある「伝わる言葉を生み出すためには、先に自分の意見を育てなければならない」という言葉に魅力を感じました。

自分の思考力を上げることにも繋がると考えてこの本を選びました。

内容

「伝わる言葉」を生み出すためには、自分の意見を育てるプロセスこそが重要であり、その役割おも言葉がになっているのである。

コピーライターである著者が「伝わる言葉」を生み出すために意識しているプロセスが、本書の主な内容です。

「伝わる言葉」を生み出すために重要なことは言葉のテクニックを学ぶことではなく、伝えるべき意見を育てて、その意見を言葉に変換する、という手順を充実させることである、と本書では述べています。

特に、意見を育てる、という点に注力された内容となっています。

レビュー 〜自分との対話の時間を作る大切さ〜

内なる言葉、とは?

本書において「自分の意見を育てる」ことが重視されていることは、先に述べた通りです。そのために最も必要な点として、筆者は内なる言葉に目を向けることを挙げています。

物事を考えたり、感じたりする時に、無意識のうちに頭の中で発している言葉。それが内なる言葉である。

この誰しもが自分の内側に持っている内なる言葉を自覚し、自由に使いこなすことが自分の意見を育てる際に必要であると本書では述べています。

思考を紙に書き出すというノウハウ

では、この内なる言葉を鍛えるためにはどうすればいいのでしょうか?

筆者はそのトレーニング方法として「思ったことを紙に書き出す」という方法をメインで紹介しています。自分の頭の中に浮かんだ言葉を、単語、フレーズ、箇条書き、どのような形でもいいから、紙にアウトプットすることで客観視することが効果的であると述べています。

この方法論を読んで自分が思い浮かんだのは「ゼロ秒思考トレーニング」。こちらでも、形は違えど自分の思考を瞬時に紙に書き出すことを思考力のトレーニング方法として挙げています。

 

ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

 

自分の思考を紙に書き出しアウトプットする、という手法は、やはり思考力を鍛える上で重要な要素の一つのようです。

書き出す目的を考える

「ゼロ秒思考」と「意見を育てる」。この二つは共通して「思ったことを紙に書き出す」ことを主旨としています。ですが、そこには明確な目的の違いがあります。

 

「ゼロ秒思考」は、文字どおり思考する時間をゼロにすることが主な目的となっています。自分の思考を紙に書き出すことで整理し、漠然とした自分の考えを客観的に知ること。そして、なるべく早く行動に移すこと、が目指すべき姿であると言えます。

また、そういったトレーニングを毎日繰り返すことで、思考力を強化していくこともまた効果の一つであると説明がされています。

 

対して「意見を育てる」ために紙に考えを書き出すということは、自分の思考に幅を持たせ、より深めていくこと、そして自分の思考の癖を見つけ、自分が今まで思いつかなかった思考にまで手を伸ばすこと、に主眼が置かれています。

意見を育てるための思考のアウトプットに必要なことは?

この二つを比較することで、自分なりに本書において重要なことを見出すことができました。それはきちんと時間をとって自分と向き合う、ということの大切さです。

重要なのは、きちんと時間を確保して、自分と、自分の内なる言葉と向き合うことである。さらに言えば、定期的に時間をとることで、自分と向き合い続け、習慣化することである。

自分は「ゼロ秒思考」を読んで以降、かなり意識的に思考を紙に書き出すことを実践しています。そしてその際にはゼロ秒思考のルールに則った方法を用いています。しかしこの本を読むことで、自分の考えていることを深める、といった目的のためには、思考のアウトプットに異なるアプローチが効果的なのではないか、と考えることができました。

 

必要な道具(A4用紙とボールペン)は既に揃っているので、この方法も実践していきたいと今は考えています。

どうなりたいか?

言葉において大切なのは、人を動かす力ではなく、人が動きたいと思わせる力である。

自分も、人を動きたいと思わせる言葉を発することができる人間になりたいです。その力は、仕事の世界でもきっと役に立つ力のはず。

そのためにも、まずは自分の意見を育てていきたいと思います。

実践したいと思うこと

自分の思考を紙に書き出す

この本でメインとして書かれている方法です。自分の思ったことを、単語でもフレーズでも、紙に書き出していくこと。

定期的に自分と向き合う時間を設ける

自分との対話は、空き時間に行うのではなくしっかりと時間をとって行うこと。それも、突発的に行うのではなく、定期的に自分と向き合い続けること。

 

気に入ったフレーズ

言葉を扱う本なだけあり、印象的な言葉が多いように感じます。

 言葉にできないということは、「言葉にできるほどには、考えられていない」ということと同じである。

また、こちらは本書で引用されていた アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(『星の王子様』作者)の言葉。

船を作りたいのなら、男どもを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。代わりに、広大で無限な海の存在を説けばいい。

 

それでは。