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新米会社員のビジネス書レビュー

とある地方企業の新米技術者が、会社で生き抜く術を学ぶためにビジネス書を読んでレビューするブログです。

『7つのゼロ思考』レビュー

レビュー スピード 思考力

書名:7つのゼロ思考

サブタイトル:外資コンサルタントも知らない「異次元スピード仕事術」

著者: 中村一也

7つのゼロ思考 外資系コンサルタントも知らない「異次元スピード仕事術」

7つのゼロ思考 外資系コンサルタントも知らない「異次元スピード仕事術」

 

 

この本を選んだ理由

書店で平積みにされており、面白そうだな、と思って購入しました。スピードを重視する仕事術に関する内容はいくつもの本で読んでいますが、いくらでもスピードアップの余地があり面白いテーマだと感じます。

内容

あなたには大きな才能が眠っています。その才能とは、「仕事を早く終わらせる」という誰もが獲得できる才能です。本書は、その才能を開花させるための思考術を提供します。

はじめに、の冒頭部分。これが本書の核になります。それらの思考術を「7つのゼロ思考」と名付け、それぞれの思考法と、それに基づいた具体的な行動指針、仕事術を紹介する内容となっています。

 

ただし、6つ目と7つ目のゼロ思考はやや違った内容になっています。6つ目の思考法は、仕事を確実に進めることで結果的に早く終わらせる、という考え方が軸になっています。7つ目の思考法は、「仕事の速さを上げる」からさらに一段階ステップアップし、「仕事のアウトプットの質を上げる」ことを主な目標としています。

レビュー 〜メールの返信はすぐにする必要があるのか?〜

本書の内容を示す象徴的な仕事術として、「メール返信術」を挙げたいと思います。メールの使い方は、現代に生きるビジネスマンにとって大きなテーマの一つであると思います。

まず、基本となるゼロ思考

まずその前に、7つのゼロ思考のうち基本となる最初の2つを簡単にご紹介。

一つ目は"ボール=0"。これは、受けた仕事をその場で相手に返すことで手持ちの仕事を常にゼロにし、結果的に作業量を最小にする、というもの。もちろんすぐに終わらない仕事もあります。後述しますが、その場合はこうする、といった指針も述べられています。

二つ目は"期待値=0"。これは、仕事に対する期待値をなるべく下げる、という意味。ここでいう期待値とは「相手が想定しているアウトプットの質」と言い換えることができます。ここでポイントとなるのは、相手の期待値は時間が経てば経つほど上がる、ということ。すなわち、期待値が上がる前にさっさと仕事を終わらせてしまう、という行動指針につながります。これは前述の"ボール=0"にもつながります。

"ボール=0"と"期待値=0"から生まれる「メール返信術」

この二つを統合してメールに当てはめると自然に見えてくるのが、「来たメールは即座に返す」という仕事の仕方です。

メールをすぐに返信してしまえば、手元に残るメールはなくなり、返信すべきメールを探す手間や思い出す手間も無くなります。また、すぐに返信をしてしまえば相手の期待値も低いため、多少雑な内容のメールになっても特に問題は発生しないでしょう。

メールはすぐに返事しなくていい、という考え方

しかし、仕事術の本を読んでいると、「メールはすぐに返信しなくても良い」という考え方も見ることができます。

メールの返信をすることが仕事の本質ではなく、あくまで自分の担当するアウトプットをすることが重要である、という考え方でしょうか。また、仮に2,3日返信が遅れても仕事に支障をきたすことはない、という経験則もあるようです。

 

正直、どちらの主張も的を射ていると言えそうです。では、どちらを採用するのが正しいのでしょうか?

結局は人それぞれ

元も子もない言い方をしてしまえば、結局は人それぞれという結論に落ち着いてしまいそうです。

人それぞれの業種、職種によって、仕事におけるメールの重要度は大きく変わるでしょう。当然、メールの返信をするべきタイミングも人によって変わってくるのではないでしょうか。それらを一つの基準でまとめきることは不可能なように思えます。

基準を設けることが大事

ですが、人それぞれが自分の中でルール作りをすることはできます。そのルール作りこそが大事なことなのではないでしょうか。

例えば、朝早く出社した時は「出社時間までメールは見ない、返信しない」。あるいは「この時間はメールを見ない」「今日これから来たメールは直ぐに返信する」と言った具合のルール。

これらを自分の中で明確にしておくことは、迷いなく仕事を進める上で重要なポイントの一つであるはずです。

実践したいと思うこと

仕事をもらったらその場で質問

自分の職種上、もらった仕事をその場で済ませる!ということはほぼできないことが多いです。その場合、仕事の終わりまでをイメージして、必要な情報を仕事をもらった相手から全て引き出してしまう、ということが重要であるとこの本は述べています。

そしてそのためには"Yes/No"で答えられるクローズドな質問で情報を引き出すことが重要だそうです。

"デスク=0"のゼロ思考

これは、デスクの引き出しの中をできるだけ空にすること。デスクの上を整理整頓して仕事の効率を上げること、を指しています。これはかなり手軽に始められるので、既に実践を開始しています。文房具の効率的な配置は考えていると結構楽しくなってしまいます。

どうなりたいか?

仕事のスピードを上げることで自分の退社時間をコントロールできるようになることができるようになりたいと考えています。

長くかかりそうな時はそのように見積もっておく、逆に早く終わらせたい日はその目標に向かうような仕事の進め方をする。自分の業務ペースをコントロールすることができれば、時間の有効活用が更に行えると考えます。

気に入ったフレーズ

 ただ、私が置かれた状況は根性に逃げることすら許してくれませんでした。

 

それでは。