新米会社員のビジネス書レビュー

とある地方企業の新米技術者が、会社で生き抜く術を学ぶためにビジネス書を読んでレビューするブログです。

『「良い質問」をする技術』レビュー

書名:「良い質問」をする技術

著者:粟津恭一郎

 

「良い質問」をする技術

「良い質問」をする技術

 

 

この本を選んだ理由

書店で平積みにされており、タイトルが気になったことから購入。自分自身に対して投げかける質問をより良いものにしたいという思いがあります。

内容

この本は、タイトルの通り「良い質問」をするための技術をまとめた内容となっています。そもそも良い質問とはなんなのか?良い質問にはどのような効果があるのか?どのようにしたら良い質問をすることができるようになるのか?

そして、質問という切り口から、自分や相手の成長を促すためのコミュニケーションの取り方を学ぶことができる内容だと思います。

レビュー 〜良い質問とは?〜

エグゼクティブコーチとは?

この本の著者は「エグゼクティブコーチ」と呼ばれる仕事についています。

エグゼクティブコーチの仕事とは、「質問をする」ことです。

質問の主な相手は大企業の経営者(エグゼクティブ)。相手に対して様々な質問をすることで、相手に気づきを与え、自ら行動を引き起こさせ、成長を促すことが、エグゼクティブコーチの仕事だそうです。そのような職業柄、質問について様々な知見を持っており、その情報を形にしたものが本書です。

日本で一番「質問」について考え、そして実際に質問をしてきた人間の一人なのではないかと自負しています。

質問は4種類

本書では、質問には大きく分けて4種類あると定義しています。ポイントは「相手が答えやすいか」、「相手に気づきを与えるか」という2点です。ここで、「相手が答えやすく、かつ気づきを与える」質問が「良い質問」であると筆者は述べています。

 

他の3つの質問については、以下のように分類されています。それぞれの効果、使い方などについても知りたい方は、是非本書を参考にしてみてください。

 

  • 軽い質問:相手が答えやすいが、相手に気づきがない
  • 悪い質問:相手が答えにくく、相手に気づきがない
  • 重い質問:相手が答えにくいが、相手に気づきがある

「良い質問」が生む効果

質問とは本来、質問をする側が、相手に対して知りたいことを聞き、相手がその質問に答える、という流れで成り立っています。すなわち、質問をする側にメリットがある行為のはずです。

しかし良い質問は、質問をされる側がその質問を通して「気づき」を得ることができる、すなわち質問をされる側にメリットが生まれる行為となります。

 

そして、良い質問を繰り返すことで、自分を含めた周囲を成長させることができる。これが、良い質問が生む大きな効果であると言うことができます。

自分自身に良い質問をすること

質問には、コミュニケーションをとる相手への質問だけでなく、自分自身に向ける質問も含まれます。

あまり知られていないことですが、私たちは、こうした心の中の質問をスイッチとして行動を起こしています。自分に質問を投げかけ、答えを出し、その結果として行動をしているのです。

この本を読んで最も感じたことは、「自分自身に良い質問をすることがいかに大切か」ということです。自分に対する質問は、まさに自分自身を形作るものに他なりません。そこをより良いものにしていくことが、自分の成長を促してくれるのではないかとこの本を読んで気づきました。

どうなりたいか?

自分自身に対して良い質問をすることができるようになりたいと考えています。そして、その質問を通して自分自身の成長につなげていきたいと考えます。

実践したいと思うこと

自分に質問をする時間を定期的にとる

本書で紹介されている、自分自身に良い質問をするための方法です。この時には、手を替え品を替え様々な切り口から自分に対して質問をしていくことが大事であると述べられています。より細かい内容は、本書を参考にしていただければと思います。

相手の話をしっかりと聞く

もちろん、コミュニケーションの中で相手に良い質問をすることも重要です。その際に大事なことの一つは、「相手の話をしっかりと聞く」こと。良い質問を他者にするためは、相手から多くの情報を仕入れることが必要です。そのため、まずは相手の話をしっかりと聞くことが重要となってきます。

気に入ったフレーズ

 これまでと違う人生を手に入れるには、これまでとは違う質問を自分に投げかける必要があるのです。

 

それでは。

『ゼロ秒思考 行動編』レビュー

書名:ゼロ秒思考 行動編

サブタイトル:即断即決、即実行のトレーニング

著者:赤羽雄二

 

ゼロ秒思考[行動編]―――即断即決、即実行のトレーニング

ゼロ秒思考[行動編]―――即断即決、即実行のトレーニング

 

 

この本を選んだ理由

『ゼロ秒思考』以降、この著者のビジネスブックは折を見て読みたいと考えています。今回もその一環として選びました。

内容

私は、努力すれば誰でも思った以上に「即断即決、即実行」ができるはずだし、それには比較的簡単でしかも効果的なコツがあるとも考えている。

本書は、『ゼロ秒思考』『速さは全てを解決する』に続くシリーズの第三弾と位置付けられています。『ゼロ秒思考』で思考のスピードを早め、更に仕事のスピードを速めた上で、「即断即決、即実行」を実行するためのトレーニングをする。本書にはそのためのノウハウがまとめられています。

レビュー 〜即断即決、即実行に必要なこと〜

即断即決、即実行の意味

本書で繰り返し出てくる「即断即決、即実行」というフレーズ。この意味は冒頭で次のように述べられています。

思考がクリアになり、スピードアップへの意識・スキルが高まっても、スピード感のある「決断力」と「実行力」、言い換えると「即断即決、即実行」の点でハードルはまだまだ高いということだ。

筆者は他の著書も含め、仕事におけるスピード感の重要性を説いています。そのためには、今までの著書で述べられていた思考術、仕事のスピードアップ術にプラスして、決断し実行に移すまでのスピードを速くすることが求められる。そのために筆者が実践してきたトレーニング方法が、この本にはまとめられています。

必要なのは全体観

では、即断即決、即実行に求められるものとはなんでしょうか?本書では最も重要なポイントとして「全体観」を挙げています。

「全体観」を一言で表現するのはなかなか難しいですが(本書の中でも"いきなり理解してもらうのは難しいかもしれない"と述べています)、読んで字のごとく「全体を見通す力」ということだと思います。

目的地まで辿り着こうとする時、一寸先は闇の状態にいると前に踏み出すにはかなりの勇気が必要です。しかし、目的地までの複数のルートを知った上で最善のルートを選択していれば、その道を迷いなく進むことができます。

全体を見通す力を持っていれば、迷いなく行動ができる。これが全体観を持つことの効果であると言えそうです。

「オプション」と「フレームワーク」のトレーニング

全体観を持つために、本書では「オプション」と「フレームワーク」という考え方とそのトレーニング方法を紹介してます。

「オプション」とは、正しく選択肢を挙げること、と言い換えることができます。何か物事を選択して決める際に、選択肢を漏れなく挙げておくこと。そして選択肢を選ぶための評価方法をあらかじめ決めておくこと。この二つを意識することで、一つの選択肢を選んだ際の「迷い」を減らすことができる、という考え方です。

もう一つの「フレームワーク」は、多くの人が思い浮かべる最近のビジネスツールをそのまま思い浮かべてもらえれば良いかと思います。特に本書では2x2のマトリクスを推奨しています。複数の物事を評価する際に2つの軸を考え、適切なマトリクスを作成して物事を当てはめていく。対象をモレなくダブりなく分類することにその長所があります。

 

複数の対象から一つのものを選択する、という目的から考えると、「オプション」と「フレームワーク」にはややダブりがあるような気がしますが。本書では、この二つを適切に使いこなすことが全体観を持つために必要である、と述べています。当然、それらのトレーニング方法についても触れらています。

全体観を持つために、大事なこと

全体観を持つためには、他にも重要なことがあります。

本書では意外とさらっと書かれていますが、自分としてはここに大事なポイントがあるように感じました。

といっても、人によって全体観を持つことが得意な人と、比較的苦手な人がいるようだ。

得意な人は、シンプルに言えば、自分に自信がある人だ。

自分に自信があると、それがその人自身の余裕につながり、全体観の基盤になる、ということ。これは、結構大事なポイントなのではないか、と感じました。

自分に自信を持つことは、他の本でもしばしば述べられている、揺るぎなく仕事をするためのポイントの一つだと思います。ここでも出てきたか、という感じ。自分の課題の一つでしょうか。

実践したいと思うこと

オプションとフレームワーク練習用のフォーマットを作る

オプションとフレームワークには、そのトレーニング方法も書かれています(詳細はもちろん、本書にてご確認を)。トレーニングのために、そもそもそれらの「型」を事前にA4用紙で用意しておくことが必要です。まずはそれを用意することから始める必要がありそうです。

自分に自信を持つための行動

自分に自信がある人が、全体観を持ちやすい。そして自信は誰でも作ることができる…、つまり誰でも全体観を持つことができる!やや安直でしょうか。ですが、自信を持つことは自分にとって必要なことの一つであると考えています。そういったこともつなげていければいいんじゃないかと思います。

 

それでは。

『トヨタ公式 ダンドリの教科書』レビュー

書名:トヨタ公式 ダンドリの教科書

著者:佐々木眞一、トヨタ自動車株式会社業務品質改善部

 

トヨタ公式 ダンドリの教科書

トヨタ公式 ダンドリの教科書

 

 業務品質改善部という部署があるようです。皆さんの会社にはありますか……?

この本を選んだ理由

仕事術の本に関しては時々読むようにしています。この本もその一環として。本屋で見かけてサクサク読めてしまいそうだなあと思い購入しました。

内容

トヨタの仕事術の大きな特徴は、ダンドリを重視することです。

トヨタのホワイトカラーにおいて、実際に進められている働き方改革。ポイントは、仕事の成果だけでなくその過程、すなわちダンドリを改善していくことです。

仕事を始める前にダンドリをしっかり考えて仕事に臨みましょう、そして仕事が終わったらそのダンドリを含めてしっかりレビューしましょう、という仕事の進め方が主な内容となっています。

レビュー 〜マニュアル作りのためのマニュアル〜

サクサク読める内容、構成

本屋で平積みにされているのを見つけ、どんな本かなと思って目次を読み、パラパラとめくってみました。内容はそこまで多くなく、目次と見出しを追っていくだけでも大まかな内容はわかってしまうくらいです。読書習慣がない人でもサクッと読めてしまうのは良い点の一つだと思います。逆に慣れている人にはやや物足りない?

工場現場での仕事の改善方法をオフィスに

トヨタの工場現場はすごい、とよく言われます。(中略)

しかし、オフィスで働くホワイトカラーについてはどうか。トヨタのホワイトカラーの仕事がすごいとは、誰も言ってくれないのではないか……。

 

確かに言われてみればその通りですね笑

トヨタの工場での働き方改革の手法を、ホワイトカラー(オフィス)に持ち込んで実践する。今、実際にトヨタがチャレンジしていることをまとめた内容がこの本の骨子であると言えそうです。

工場での働き方改革については、以下のようにまとめられています。

大きなポイントは、それぞれの仕事において、工程を洗い出し、必要であればゼロベースから自分の仕事のやり方を見直し、それぞれの工程できっちり仕事を進めていくことでした。

 

トヨタでは、「それぞれの工程できっちり仕事を進めていくこと」という点から、この考え方を自工程完結と名付けているようです。

マニュアルの作り方のマニュアル

トヨタにおけるホワイトカラーでの働き方改革は、前述の通り仕事を始める前のダンドリ決め、手順決めに焦点が当てられています。そして、仕事が終わったらその評価をし、ダンドリを改善して次の仕事につなげる……というサイクルを作ることが求められています。

言ってみれば、本書はマニュアル作りのマニュアルであると言えそうです。

過去の経験を踏まえたマニュアルを明文化することで、失敗することなく素早く仕事を進めることができる。これができれば、確かにホワイトカラーの業務効率も改善されていきそうです。

ダンドリ決めのポイントは「前回の振り返り」「定量化」「コミュニケーション」

表紙には"48のノウハウ"と書かれています。ダンドリ決めから振り返りまでを8つの工程に分解し、さらにその中でノウハウを分割して48個まで落とし込んでいます。

その内容は被っているものも多く、いくつかに分類していくこともできます。ポイントであると感じたのは上記3点。

  • 前回も同様の仕事を(自分含め)誰かがしているはずだから、その内容を振り返る
  • 目標は定量化することで、評価が明確にできるようにする
  • 前任者、前後工程の担当者、上司、関係者といった多くの人とコミュニケーションを取る

これらを重視することで、よりダンドリの質を高めていこう、ということが述べられています。

実践したいと思うこと

ダンドリを明文化する

仕事のダンドリを立てる、ということは、誰もが頭の中でやっていることではないでしょうか。それを明文化するということは、まず必要な第一歩であると思います。

自分の仕事の記録を正しくとる

仕事の記録(目標の達成度、かかった時間、うまくいった/いかなかった点)をしっかりととらなければ、振り返りも難しいと考えます。メモなどにしっかりと記録をとっていくことが必要であると思います。

 

それでは。

『ビジネスZEN入門』レビュー

書名:ビジネスZEN入門

著者:大山大耕

 

ビジネスZEN入門 (講談社+α新書)

ビジネスZEN入門 (講談社+α新書)

 

 

この本を選んだ理由

新聞記事でこの本の紹介を見かけ、存在を知りました。自分の仕事に対する向き合い方を考える一助にならないか、と考えて読んでみました。

内容

一体なぜいま、世界の第一線で活躍する人たちが仏教に向かっているのだろうか、と。

本書は、筆者が各地で講演をする中で感じた問い、仏教、とりわけ禅の考え方が世界のビジネスリーダーに広がっているのはなぜだろうか?」に対する答えを考える内容が中心となっています。

本文は全部で4章構成となっており、第3章までその視点で筆者の考えが書かれています。第4章は、ビジネスの現場で起きる諸問題を、禅の考え方を用いてどう捉えればいいのか?という内容です。

レビュー 〜ビジネスに活かす禅の教え〜

ビジネスの世界で禅が注目されている

冒頭では、筆者が「ダボス会議」に参加した際の経験が綴られています。世界のトップを走るビジネスリーダーたちが、仏教、とりわけ禅に対して興味を持っている、という事実がよくわかります。他にも、禅の考え方を重視しているビジネスリーダーたちが多数紹介されています。スティーブ・ジョブズがその中でもいい例でしょう。日本の禅の考え方に注目が集まっていることは、もはや疑いようがない事実のようです。

欧米の人々がどのように禅を捉えるのか、キリスト教仏教の違いは何か、といった様々な比較の視点から、禅というものがどのようなモノであるかについてわかりやすく解説がなされています。

実践、体験を重視する禅の考え方

禅において重視される多くの考え方が本書では紹介されています。その中でも特に重視されるのは、禅が実践、体験を重視する、という点です。

つまり禅は、究極的には言葉が要らないのです。経典を勉強するのではなく、身体で実践すること、自ら体験することを重んじる。

これは、禅の中心的な考え方であると同時に、海外の方にも受け入れられやすい特徴の一つとして挙げられています。

ゲインではなくルーズ

また、それと合わせてもう一つ大事な考え方があります。それは、禅がゲインではなくルーズ、に重きを置いている、という点です。

ゲインとはすなわち得ること、何か自分の利益となるものを得ることを指します。逆にルーズは、自分の持っているものを捨て去ることを示します。つまり、禅は何かを得るための教えではなく、自分の持っている物を崩し、捨て去っていくことを重視する教えである、という言い換えることができます。

 

利益を得るためのビジネスの世界において、なぜゲインではなくルーズを重んじる禅が注目されているのか?

 

その答えは、本書の中で丁寧に解説されています。気になる方は是非本書をお読みください。

己の「大欲」に従うこと

ビジネスの世界で禅が注目される理由について一つだけご紹介します。それは「大欲」という考え方です。

いいものを食べたいとか、いい車に乗りたいと言った小さな欲は、仏教は否定します。しかし、本当に世のため人のためとなる大きな欲は、非常に素晴らしいものだと考えます。

この、世のため人のためとなる大きな欲を、禅において大欲と呼びます。小さな欲を捨て(=ルーズ)、自分に残った根源的な大欲に従って生きることを、禅は認めているということです。

「大欲」=「人生の目的」と捉える

私がこのことを学んで感じたことは、先に読んだ『一生折れない自信の作り方』などに出てくるような「人生の目的」に近いものがある、ということです。この本にもまた、人生の目的にひたむきに取り組んでいくことこそが大事である、と説いています。

 

 

世のため、人のためになることをしたい、という「大欲」=「人生の目的」に、ひたむきに向き合っていく。そういった姿勢こそが大事であるという考え方に、非常に共感を覚えました。

どうなりたいか?

自分が行うあらゆる仕事に対して、「まずはやってみる」という意識を持つこと。そして、ひたむきに向き合い実践すること。そう言ったことが当たり前にできる人間になりたいと考えています。

実践したいと思うこと

自分の大欲を考える

自分にとっての大欲とはどのようなものなのか。これを考えることができると、より仕事に対してひたむきに向き合えると思います。すぐに見つけられるものでもないと思うので、少しずつ向き合っていきたいと思います。

当たり前のことを実践し続ける

本書で紹介されている禅の教えは、世の中で当たり前とされていることもまた多く取り上げられています。それらの考え方を行動に移し、常に実践し続けることができるようになりたいです。

 

それでは。

『お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか』レビュー

先週、仕事で海外出張のため更新ができなかったため、今週まとめて2冊分更新。

 

書名:お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか

著者:鳥居祐一

 

お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか

お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか

 

 

この本を選んだ理由

「金持ちになる男、貧乏になる男」を読んで以来、収入をいかに増やすか、ということに関しても興味を持ち始めています。

今回は知人に勧めてもらった本を読んでみました。

内容

お金の使い方の基本を学ぶことによって、あなたがのぞむ豊かな人生に1日でも早く到達されることを祈っています。

表題「お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか」の答えとして、本書は明確に「お金の使い方が上手いからだ」と述べています。では、どのような使い方をすればいいのか?という答えが本書のテーマであり、前半の内容。

後半はお金持ちになるための人脈の作り方、心構えといった内容が中心になっています。 

レビュー 〜今から始める、正しいお金の使い方〜

前半がメインのテーマ

先ほど述べた通り、前書きで述べられている本書のテーマ「お金の使い方」は、本書では主に前半で扱われています。自分は普段前書きを読んで本の内容を把握してから購入し読む、ということをしているので、やや拍子抜けしてしまいました。

後半にも役立つ内容が載っていますが、自分と同じような読み方をする人にとっては前半だけでも十分な本かもしれません。

上手なお金の使い方が、お金を引き寄せる

経験上、お金というのは、いかに「稼ぐ」かよりも、いかに「使う」かの方により多くの意識を払うべきだからです。

なぜお金の使い方が上手だと、お金が集まるようになるのでしょうか?

本書は、筆者が独自に行ったお金持ちへのインタビューや、筆者自身がお金を得るまでに至った経験を元に執筆されています。脱サラして一文無しまであと一歩、というところまで追い詰められた筆者が体得した、お金を引き寄せるためのお金の使い方。これが、この本の内容の骨子です。

もちろん、全く同じことをすれば同じ結果を得られる、ということはないかと思いますが、やはり経験型のビジネス書には説得力を感じさせるものがあります。

お金の使い方を学ぶメリットは?

お金を集める上で、お金の使い方を学ぶメリットもまたいくつか紹介されています。自分が大きなメリットであると感じたのは「すぐ始められる」という点にあるでしょう。

必要な道具や環境があるわけではありません。お金の使い方は、明日からでも変えることができます。しかも、レシートやクレジットカードの明細票など、記録をつけるのも簡単。

ただ、実際に自分に効果が現れるのは少しばかり時間がかかるでしょう。それは覚悟しておくべきではないでしょうか。

では、どのようなお金の使い方が良いのか

では、どのようなお金の使い方がお金を集める上で望ましいのでしょうか?

一言で言えばズバリ「自分への投資」です。筆者は以下のように説明しています。

投資とは、株式投資や資産運用のことを指すのではなく、将来的に価値が増えていくモノにお金を使うことです。

自分自身を成長させてくれるモノや体験に対して、惜しみなくお金を使う。それが、お金を引き寄せる上で重要であると筆者は述べています。

実践したいと思うこと

健康に投資する

自分が健康でいることは、お金を引き寄せる上で重要な要素の一つです。そして、お金を正しく使うことでその健康を維持することが可能となります。

人に会うことに投資する

自分がなかなか実践できないことの一つです。人に会ってより良い人脈を作ること。これにお金をかけることができないか、もっと考えていく必要があります。

 

それでは。

『「言葉にできる」は武器になる。』レビュー

明けましておめでとうございます。

しばらくは現状のまま、週一ペースで更新したいと思っています。

 

書名:「言葉にできる」は武器になる。

著者:梅田智司

 

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

 

 

この本を選んだ理由

書店で題名を見て気になっていたのがそもそもの理由です。自分の考えを言葉にする、ということの重要性を感じていたのだと思います。また、”はじめに”に書いてある「伝わる言葉を生み出すためには、先に自分の意見を育てなければならない」という言葉に魅力を感じました。

自分の思考力を上げることにも繋がると考えてこの本を選びました。

内容

「伝わる言葉」を生み出すためには、自分の意見を育てるプロセスこそが重要であり、その役割おも言葉がになっているのである。

コピーライターである著者が「伝わる言葉」を生み出すために意識しているプロセスが、本書の主な内容です。

「伝わる言葉」を生み出すために重要なことは言葉のテクニックを学ぶことではなく、伝えるべき意見を育てて、その意見を言葉に変換する、という手順を充実させることである、と本書では述べています。

特に、意見を育てる、という点に注力された内容となっています。

レビュー 〜自分との対話の時間を作る大切さ〜

内なる言葉、とは?

本書において「自分の意見を育てる」ことが重視されていることは、先に述べた通りです。そのために最も必要な点として、筆者は内なる言葉に目を向けることを挙げています。

物事を考えたり、感じたりする時に、無意識のうちに頭の中で発している言葉。それが内なる言葉である。

この誰しもが自分の内側に持っている内なる言葉を自覚し、自由に使いこなすことが自分の意見を育てる際に必要であると本書では述べています。

思考を紙に書き出すというノウハウ

では、この内なる言葉を鍛えるためにはどうすればいいのでしょうか?

筆者はそのトレーニング方法として「思ったことを紙に書き出す」という方法をメインで紹介しています。自分の頭の中に浮かんだ言葉を、単語、フレーズ、箇条書き、どのような形でもいいから、紙にアウトプットすることで客観視することが効果的であると述べています。

この方法論を読んで自分が思い浮かんだのは「ゼロ秒思考トレーニング」。こちらでも、形は違えど自分の思考を瞬時に紙に書き出すことを思考力のトレーニング方法として挙げています。

 

ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

 

自分の思考を紙に書き出しアウトプットする、という手法は、やはり思考力を鍛える上で重要な要素の一つのようです。

書き出す目的を考える

「ゼロ秒思考」と「意見を育てる」。この二つは共通して「思ったことを紙に書き出す」ことを主旨としています。ですが、そこには明確な目的の違いがあります。

 

「ゼロ秒思考」は、文字どおり思考する時間をゼロにすることが主な目的となっています。自分の思考を紙に書き出すことで整理し、漠然とした自分の考えを客観的に知ること。そして、なるべく早く行動に移すこと、が目指すべき姿であると言えます。

また、そういったトレーニングを毎日繰り返すことで、思考力を強化していくこともまた効果の一つであると説明がされています。

 

対して「意見を育てる」ために紙に考えを書き出すということは、自分の思考に幅を持たせ、より深めていくこと、そして自分の思考の癖を見つけ、自分が今まで思いつかなかった思考にまで手を伸ばすこと、に主眼が置かれています。

意見を育てるための思考のアウトプットに必要なことは?

この二つを比較することで、自分なりに本書において重要なことを見出すことができました。それはきちんと時間をとって自分と向き合う、ということの大切さです。

重要なのは、きちんと時間を確保して、自分と、自分の内なる言葉と向き合うことである。さらに言えば、定期的に時間をとることで、自分と向き合い続け、習慣化することである。

自分は「ゼロ秒思考」を読んで以降、かなり意識的に思考を紙に書き出すことを実践しています。そしてその際にはゼロ秒思考のルールに則った方法を用いています。しかしこの本を読むことで、自分の考えていることを深める、といった目的のためには、思考のアウトプットに異なるアプローチが効果的なのではないか、と考えることができました。

 

必要な道具(A4用紙とボールペン)は既に揃っているので、この方法も実践していきたいと今は考えています。

どうなりたいか?

言葉において大切なのは、人を動かす力ではなく、人が動きたいと思わせる力である。

自分も、人を動きたいと思わせる言葉を発することができる人間になりたいです。その力は、仕事の世界でもきっと役に立つ力のはず。

そのためにも、まずは自分の意見を育てていきたいと思います。

実践したいと思うこと

自分の思考を紙に書き出す

この本でメインとして書かれている方法です。自分の思ったことを、単語でもフレーズでも、紙に書き出していくこと。

定期的に自分と向き合う時間を設ける

自分との対話は、空き時間に行うのではなくしっかりと時間をとって行うこと。それも、突発的に行うのではなく、定期的に自分と向き合い続けること。

 

気に入ったフレーズ

言葉を扱う本なだけあり、印象的な言葉が多いように感じます。

 言葉にできないということは、「言葉にできるほどには、考えられていない」ということと同じである。

また、こちらは本書で引用されていた アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(『星の王子様』作者)の言葉。

船を作りたいのなら、男どもを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。代わりに、広大で無限な海の存在を説けばいい。

 

それでは。

『一生折れない自信のつくり方 文庫版』レビュー

書名:一生折れない自信のつくり方 文庫版

著者:青木仁志

 

 

この本を選んだ理由

自分が今抱えている問題の一つに、自分に自信がないことが挙げられます。こういった本が勉強になればと思い、読むことにしました。

内容

筆者自身が体験した、全く自信のない状態から「自分にできる」と思えるようになるまでの道のりを具体的に紹介しながら、「一生折れない自信」の作り方を紹介する内容です。自身の成功体験を元に書かれている分、やはり説得力があります。

そして、強い自信を持つことで、自分の思い通りの人生を送ることができるようになる。本書はそこに最大の重きを置いています。

あなたは、あなたの思いどおりの人になれます。

自分の理想とする人生を送ることができます。

(中略)

本書がそのきっかけになってくれることを心から願っています。

 

レビュー 〜人生の目的を見据えた成功体験の積み重ね〜

自信とは何か?

本書ではまず、自信とは何か?という問いから始まります。

自信とは、その人の、その人自身に対する肯定的な「解釈」や「思い込み」である。

自分自身を肯定的に捉えていれば自信がある状態、逆に、否定的に捉えていれば自信がない状態と言えます。文中では、自信とは肯定的な自己イメージであると言い換えられています。

 

では、その肯定的な自己イメージはどうやって持つことができるのでしょうか?

成功体験の積み上げ

肯定的な自己イメージを持つ唯一の方法は、成功体験の量と質を増やしていくことです。

小さな成功体験をコツコツと積み上げて、自分の力で一生折れない「大きな自信」に育て上げていくのです。

これが、この本における「自信のつくり方」に対する答えとなっています。

果たして、どの方向に進むべきなのか?

しかし、その成功体験があらぬ方向に向いていては、自分の自信になり得ません。

 

例えば、私自身の話を少しすると、学生までと社会人になってからで、自分のやることが大きく様変わりしました(そういう方は比較的多いと思います)。学生時代はそれなりにいくつかのことを成し遂げ、そのことが自信に繋がっていたように思います。

ですが、社会人になってやることがガラリと変わり、その時培った自信が失われたような気がしています。これが、自分に対するイメージの低さに繋がっていそうです。

 

このように、「今自分がすべきこと」に関する成功体験の積み上げこそが自信につながる、と言うことができます。では、「今自分がすべきこと」はどう決まるのでしょうか。仕事?夢?家族?

人生の目的を見つけること

「今自分がすべきこと」を、本書では「人生の目的」に求めています。自分の人生で成し遂げたいこと、すべきことはこれだ!と決める。その上で、その目的を達成するための目標を定め、一日の行動を決定する。そしてあとはその目標と決定した行動に添い、黙々と課題を解決していく。

これこそが、自分に自信を持ち、なりたい自分になるための方法である、ということでしょう。

どうなりたいか?

自分の人生の目的を見つけたいと強く思います。目的さえはっきりしていればコツコツ努力を積み上げることは比較的得意なので、その終着点をはっきりさせたい。自分自身との対話が必要です。

実践したいと思うこと

完璧を目指さない

自分はどうにも完璧主義の傾向があるため、目標を高く達成する、そして達成できなかった時に落ち込む、といったことがよくあります。80%できでも、大事な20%が仕上がっていたら満足する。そういった心持ちを持ちたいです。

自分の実力より少しだけ上の目標を設定し、実行する

目標設定を高くしすぎず、少し上の目標に対し取り組むように習慣づけたいと思います。前述の完璧を目指さない、というところにもつながります。

気に入ったフレーズ

 大事なのは勝つことではなく、強くなることです。

 

それでは。