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新米会社員のビジネス書レビュー

とある地方企業の新米技術者が、会社で生き抜く術を学ぶためにビジネス書を読んでレビューするブログです。

『トヨタ公式 ダンドリの教科書』レビュー

書名:トヨタ公式 ダンドリの教科書

著者:佐々木眞一、トヨタ自動車株式会社業務品質改善部

 

トヨタ公式 ダンドリの教科書

トヨタ公式 ダンドリの教科書

 

 業務品質改善部という部署があるようです。皆さんの会社にはありますか……?

この本を選んだ理由

仕事術の本に関しては時々読むようにしています。この本もその一環として。本屋で見かけてサクサク読めてしまいそうだなあと思い購入しました。

内容

トヨタの仕事術の大きな特徴は、ダンドリを重視することです。

トヨタのホワイトカラーにおいて、実際に進められている働き方改革。ポイントは、仕事の成果だけでなくその過程、すなわちダンドリを改善していくことです。

仕事を始める前にダンドリをしっかり考えて仕事に臨みましょう、そして仕事が終わったらそのダンドリを含めてしっかりレビューしましょう、という仕事の進め方が主な内容となっています。

レビュー 〜マニュアル作りのためのマニュアル〜

サクサク読める内容、構成

本屋で平積みにされているのを見つけ、どんな本かなと思って目次を読み、パラパラとめくってみました。内容はそこまで多くなく、目次と見出しを追っていくだけでも大まかな内容はわかってしまうくらいです。読書習慣がない人でもサクッと読めてしまうのは良い点の一つだと思います。逆に慣れている人にはやや物足りない?

工場現場での仕事の改善方法をオフィスに

トヨタの工場現場はすごい、とよく言われます。(中略)

しかし、オフィスで働くホワイトカラーについてはどうか。トヨタのホワイトカラーの仕事がすごいとは、誰も言ってくれないのではないか……。

 

確かに言われてみればその通りですね笑

トヨタの工場での働き方改革の手法を、ホワイトカラー(オフィス)に持ち込んで実践する。今、実際にトヨタがチャレンジしていることをまとめた内容がこの本の骨子であると言えそうです。

工場での働き方改革については、以下のようにまとめられています。

大きなポイントは、それぞれの仕事において、工程を洗い出し、必要であればゼロベースから自分の仕事のやり方を見直し、それぞれの工程できっちり仕事を進めていくことでした。

 

トヨタでは、「それぞれの工程できっちり仕事を進めていくこと」という点から、この考え方を自工程完結と名付けているようです。

マニュアルの作り方のマニュアル

トヨタにおけるホワイトカラーでの働き方改革は、前述の通り仕事を始める前のダンドリ決め、手順決めに焦点が当てられています。そして、仕事が終わったらその評価をし、ダンドリを改善して次の仕事につなげる……というサイクルを作ることが求められています。

言ってみれば、本書はマニュアル作りのマニュアルであると言えそうです。

過去の経験を踏まえたマニュアルを明文化することで、失敗することなく素早く仕事を進めることができる。これができれば、確かにホワイトカラーの業務効率も改善されていきそうです。

ダンドリ決めのポイントは「前回の振り返り」「定量化」「コミュニケーション」

表紙には"48のノウハウ"と書かれています。ダンドリ決めから振り返りまでを8つの工程に分解し、さらにその中でノウハウを分割して48個まで落とし込んでいます。

その内容は被っているものも多く、いくつかに分類していくこともできます。ポイントであると感じたのは上記3点。

  • 前回も同様の仕事を(自分含め)誰かがしているはずだから、その内容を振り返る
  • 目標は定量化することで、評価が明確にできるようにする
  • 前任者、前後工程の担当者、上司、関係者といった多くの人とコミュニケーションを取る

これらを重視することで、よりダンドリの質を高めていこう、ということが述べられています。

実践したいと思うこと

ダンドリを明文化する

仕事のダンドリを立てる、ということは、誰もが頭の中でやっていることではないでしょうか。それを明文化するということは、まず必要な第一歩であると思います。

自分の仕事の記録を正しくとる

仕事の記録(目標の達成度、かかった時間、うまくいった/いかなかった点)をしっかりととらなければ、振り返りも難しいと考えます。メモなどにしっかりと記録をとっていくことが必要であると思います。

 

それでは。

『ビジネスZEN入門』レビュー

書名:ビジネスZEN入門

著者:大山大耕

 

ビジネスZEN入門 (講談社+α新書)

ビジネスZEN入門 (講談社+α新書)

 

 

この本を選んだ理由

新聞記事でこの本の紹介を見かけ、存在を知りました。自分の仕事に対する向き合い方を考える一助にならないか、と考えて読んでみました。

内容

一体なぜいま、世界の第一線で活躍する人たちが仏教に向かっているのだろうか、と。

本書は、筆者が各地で講演をする中で感じた問い、仏教、とりわけ禅の考え方が世界のビジネスリーダーに広がっているのはなぜだろうか?」に対する答えを考える内容が中心となっています。

本文は全部で4章構成となっており、第3章までその視点で筆者の考えが書かれています。第4章は、ビジネスの現場で起きる諸問題を、禅の考え方を用いてどう捉えればいいのか?という内容です。

レビュー 〜ビジネスに活かす禅の教え〜

ビジネスの世界で禅が注目されている

冒頭では、筆者が「ダボス会議」に参加した際の経験が綴られています。世界のトップを走るビジネスリーダーたちが、仏教、とりわけ禅に対して興味を持っている、という事実がよくわかります。他にも、禅の考え方を重視しているビジネスリーダーたちが多数紹介されています。スティーブ・ジョブズがその中でもいい例でしょう。日本の禅の考え方に注目が集まっていることは、もはや疑いようがない事実のようです。

欧米の人々がどのように禅を捉えるのか、キリスト教仏教の違いは何か、といった様々な比較の視点から、禅というものがどのようなモノであるかについてわかりやすく解説がなされています。

実践、体験を重視する禅の考え方

禅において重視される多くの考え方が本書では紹介されています。その中でも特に重視されるのは、禅が実践、体験を重視する、という点です。

つまり禅は、究極的には言葉が要らないのです。経典を勉強するのではなく、身体で実践すること、自ら体験することを重んじる。

これは、禅の中心的な考え方であると同時に、海外の方にも受け入れられやすい特徴の一つとして挙げられています。

ゲインではなくルーズ

また、それと合わせてもう一つ大事な考え方があります。それは、禅がゲインではなくルーズ、に重きを置いている、という点です。

ゲインとはすなわち得ること、何か自分の利益となるものを得ることを指します。逆にルーズは、自分の持っているものを捨て去ることを示します。つまり、禅は何かを得るための教えではなく、自分の持っている物を崩し、捨て去っていくことを重視する教えである、という言い換えることができます。

 

利益を得るためのビジネスの世界において、なぜゲインではなくルーズを重んじる禅が注目されているのか?

 

その答えは、本書の中で丁寧に解説されています。気になる方は是非本書をお読みください。

己の「大欲」に従うこと

ビジネスの世界で禅が注目される理由について一つだけご紹介します。それは「大欲」という考え方です。

いいものを食べたいとか、いい車に乗りたいと言った小さな欲は、仏教は否定します。しかし、本当に世のため人のためとなる大きな欲は、非常に素晴らしいものだと考えます。

この、世のため人のためとなる大きな欲を、禅において大欲と呼びます。小さな欲を捨て(=ルーズ)、自分に残った根源的な大欲に従って生きることを、禅は認めているということです。

「大欲」=「人生の目的」と捉える

私がこのことを学んで感じたことは、先に読んだ『一生折れない自信の作り方』などに出てくるような「人生の目的」に近いものがある、ということです。この本にもまた、人生の目的にひたむきに取り組んでいくことこそが大事である、と説いています。

 

 

世のため、人のためになることをしたい、という「大欲」=「人生の目的」に、ひたむきに向き合っていく。そういった姿勢こそが大事であるという考え方に、非常に共感を覚えました。

どうなりたいか?

自分が行うあらゆる仕事に対して、「まずはやってみる」という意識を持つこと。そして、ひたむきに向き合い実践すること。そう言ったことが当たり前にできる人間になりたいと考えています。

実践したいと思うこと

自分の大欲を考える

自分にとっての大欲とはどのようなものなのか。これを考えることができると、より仕事に対してひたむきに向き合えると思います。すぐに見つけられるものでもないと思うので、少しずつ向き合っていきたいと思います。

当たり前のことを実践し続ける

本書で紹介されている禅の教えは、世の中で当たり前とされていることもまた多く取り上げられています。それらの考え方を行動に移し、常に実践し続けることができるようになりたいです。

 

それでは。

『お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか』レビュー

先週、仕事で海外出張のため更新ができなかったため、今週まとめて2冊分更新。

 

書名:お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか

著者:鳥居祐一

 

お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか

お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか

 

 

この本を選んだ理由

「金持ちになる男、貧乏になる男」を読んで以来、収入をいかに増やすか、ということに関しても興味を持ち始めています。

今回は知人に勧めてもらった本を読んでみました。

内容

お金の使い方の基本を学ぶことによって、あなたがのぞむ豊かな人生に1日でも早く到達されることを祈っています。

表題「お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか」の答えとして、本書は明確に「お金の使い方が上手いからだ」と述べています。では、どのような使い方をすればいいのか?という答えが本書のテーマであり、前半の内容。

後半はお金持ちになるための人脈の作り方、心構えといった内容が中心になっています。 

レビュー 〜今から始める、正しいお金の使い方〜

前半がメインのテーマ

先ほど述べた通り、前書きで述べられている本書のテーマ「お金の使い方」は、本書では主に前半で扱われています。自分は普段前書きを読んで本の内容を把握してから購入し読む、ということをしているので、やや拍子抜けしてしまいました。

後半にも役立つ内容が載っていますが、自分と同じような読み方をする人にとっては前半だけでも十分な本かもしれません。

上手なお金の使い方が、お金を引き寄せる

経験上、お金というのは、いかに「稼ぐ」かよりも、いかに「使う」かの方により多くの意識を払うべきだからです。

なぜお金の使い方が上手だと、お金が集まるようになるのでしょうか?

本書は、筆者が独自に行ったお金持ちへのインタビューや、筆者自身がお金を得るまでに至った経験を元に執筆されています。脱サラして一文無しまであと一歩、というところまで追い詰められた筆者が体得した、お金を引き寄せるためのお金の使い方。これが、この本の内容の骨子です。

もちろん、全く同じことをすれば同じ結果を得られる、ということはないかと思いますが、やはり経験型のビジネス書には説得力を感じさせるものがあります。

お金の使い方を学ぶメリットは?

お金を集める上で、お金の使い方を学ぶメリットもまたいくつか紹介されています。自分が大きなメリットであると感じたのは「すぐ始められる」という点にあるでしょう。

必要な道具や環境があるわけではありません。お金の使い方は、明日からでも変えることができます。しかも、レシートやクレジットカードの明細票など、記録をつけるのも簡単。

ただ、実際に自分に効果が現れるのは少しばかり時間がかかるでしょう。それは覚悟しておくべきではないでしょうか。

では、どのようなお金の使い方が良いのか

では、どのようなお金の使い方がお金を集める上で望ましいのでしょうか?

一言で言えばズバリ「自分への投資」です。筆者は以下のように説明しています。

投資とは、株式投資や資産運用のことを指すのではなく、将来的に価値が増えていくモノにお金を使うことです。

自分自身を成長させてくれるモノや体験に対して、惜しみなくお金を使う。それが、お金を引き寄せる上で重要であると筆者は述べています。

実践したいと思うこと

健康に投資する

自分が健康でいることは、お金を引き寄せる上で重要な要素の一つです。そして、お金を正しく使うことでその健康を維持することが可能となります。

人に会うことに投資する

自分がなかなか実践できないことの一つです。人に会ってより良い人脈を作ること。これにお金をかけることができないか、もっと考えていく必要があります。

 

それでは。

『「言葉にできる」は武器になる。』レビュー

明けましておめでとうございます。

しばらくは現状のまま、週一ペースで更新したいと思っています。

 

書名:「言葉にできる」は武器になる。

著者:梅田智司

 

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

 

 

この本を選んだ理由

書店で題名を見て気になっていたのがそもそもの理由です。自分の考えを言葉にする、ということの重要性を感じていたのだと思います。また、”はじめに”に書いてある「伝わる言葉を生み出すためには、先に自分の意見を育てなければならない」という言葉に魅力を感じました。

自分の思考力を上げることにも繋がると考えてこの本を選びました。

内容

「伝わる言葉」を生み出すためには、自分の意見を育てるプロセスこそが重要であり、その役割おも言葉がになっているのである。

コピーライターである著者が「伝わる言葉」を生み出すために意識しているプロセスが、本書の主な内容です。

「伝わる言葉」を生み出すために重要なことは言葉のテクニックを学ぶことではなく、伝えるべき意見を育てて、その意見を言葉に変換する、という手順を充実させることである、と本書では述べています。

特に、意見を育てる、という点に注力された内容となっています。

レビュー 〜自分との対話の時間を作る大切さ〜

内なる言葉、とは?

本書において「自分の意見を育てる」ことが重視されていることは、先に述べた通りです。そのために最も必要な点として、筆者は内なる言葉に目を向けることを挙げています。

物事を考えたり、感じたりする時に、無意識のうちに頭の中で発している言葉。それが内なる言葉である。

この誰しもが自分の内側に持っている内なる言葉を自覚し、自由に使いこなすことが自分の意見を育てる際に必要であると本書では述べています。

思考を紙に書き出すというノウハウ

では、この内なる言葉を鍛えるためにはどうすればいいのでしょうか?

筆者はそのトレーニング方法として「思ったことを紙に書き出す」という方法をメインで紹介しています。自分の頭の中に浮かんだ言葉を、単語、フレーズ、箇条書き、どのような形でもいいから、紙にアウトプットすることで客観視することが効果的であると述べています。

この方法論を読んで自分が思い浮かんだのは「ゼロ秒思考トレーニング」。こちらでも、形は違えど自分の思考を瞬時に紙に書き出すことを思考力のトレーニング方法として挙げています。

 

ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

 

自分の思考を紙に書き出しアウトプットする、という手法は、やはり思考力を鍛える上で重要な要素の一つのようです。

書き出す目的を考える

「ゼロ秒思考」と「意見を育てる」。この二つは共通して「思ったことを紙に書き出す」ことを主旨としています。ですが、そこには明確な目的の違いがあります。

 

「ゼロ秒思考」は、文字どおり思考する時間をゼロにすることが主な目的となっています。自分の思考を紙に書き出すことで整理し、漠然とした自分の考えを客観的に知ること。そして、なるべく早く行動に移すこと、が目指すべき姿であると言えます。

また、そういったトレーニングを毎日繰り返すことで、思考力を強化していくこともまた効果の一つであると説明がされています。

 

対して「意見を育てる」ために紙に考えを書き出すということは、自分の思考に幅を持たせ、より深めていくこと、そして自分の思考の癖を見つけ、自分が今まで思いつかなかった思考にまで手を伸ばすこと、に主眼が置かれています。

意見を育てるための思考のアウトプットに必要なことは?

この二つを比較することで、自分なりに本書において重要なことを見出すことができました。それはきちんと時間をとって自分と向き合う、ということの大切さです。

重要なのは、きちんと時間を確保して、自分と、自分の内なる言葉と向き合うことである。さらに言えば、定期的に時間をとることで、自分と向き合い続け、習慣化することである。

自分は「ゼロ秒思考」を読んで以降、かなり意識的に思考を紙に書き出すことを実践しています。そしてその際にはゼロ秒思考のルールに則った方法を用いています。しかしこの本を読むことで、自分の考えていることを深める、といった目的のためには、思考のアウトプットに異なるアプローチが効果的なのではないか、と考えることができました。

 

必要な道具(A4用紙とボールペン)は既に揃っているので、この方法も実践していきたいと今は考えています。

どうなりたいか?

言葉において大切なのは、人を動かす力ではなく、人が動きたいと思わせる力である。

自分も、人を動きたいと思わせる言葉を発することができる人間になりたいです。その力は、仕事の世界でもきっと役に立つ力のはず。

そのためにも、まずは自分の意見を育てていきたいと思います。

実践したいと思うこと

自分の思考を紙に書き出す

この本でメインとして書かれている方法です。自分の思ったことを、単語でもフレーズでも、紙に書き出していくこと。

定期的に自分と向き合う時間を設ける

自分との対話は、空き時間に行うのではなくしっかりと時間をとって行うこと。それも、突発的に行うのではなく、定期的に自分と向き合い続けること。

 

気に入ったフレーズ

言葉を扱う本なだけあり、印象的な言葉が多いように感じます。

 言葉にできないということは、「言葉にできるほどには、考えられていない」ということと同じである。

また、こちらは本書で引用されていた アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(『星の王子様』作者)の言葉。

船を作りたいのなら、男どもを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。代わりに、広大で無限な海の存在を説けばいい。

 

それでは。

『一生折れない自信のつくり方 文庫版』レビュー

書名:一生折れない自信のつくり方 文庫版

著者:青木仁志

 

 

この本を選んだ理由

自分が今抱えている問題の一つに、自分に自信がないことが挙げられます。こういった本が勉強になればと思い、読むことにしました。

内容

筆者自身が体験した、全く自信のない状態から「自分にできる」と思えるようになるまでの道のりを具体的に紹介しながら、「一生折れない自信」の作り方を紹介する内容です。自身の成功体験を元に書かれている分、やはり説得力があります。

そして、強い自信を持つことで、自分の思い通りの人生を送ることができるようになる。本書はそこに最大の重きを置いています。

あなたは、あなたの思いどおりの人になれます。

自分の理想とする人生を送ることができます。

(中略)

本書がそのきっかけになってくれることを心から願っています。

 

レビュー 〜人生の目的を見据えた成功体験の積み重ね〜

自信とは何か?

本書ではまず、自信とは何か?という問いから始まります。

自信とは、その人の、その人自身に対する肯定的な「解釈」や「思い込み」である。

自分自身を肯定的に捉えていれば自信がある状態、逆に、否定的に捉えていれば自信がない状態と言えます。文中では、自信とは肯定的な自己イメージであると言い換えられています。

 

では、その肯定的な自己イメージはどうやって持つことができるのでしょうか?

成功体験の積み上げ

肯定的な自己イメージを持つ唯一の方法は、成功体験の量と質を増やしていくことです。

小さな成功体験をコツコツと積み上げて、自分の力で一生折れない「大きな自信」に育て上げていくのです。

これが、この本における「自信のつくり方」に対する答えとなっています。

果たして、どの方向に進むべきなのか?

しかし、その成功体験があらぬ方向に向いていては、自分の自信になり得ません。

 

例えば、私自身の話を少しすると、学生までと社会人になってからで、自分のやることが大きく様変わりしました(そういう方は比較的多いと思います)。学生時代はそれなりにいくつかのことを成し遂げ、そのことが自信に繋がっていたように思います。

ですが、社会人になってやることがガラリと変わり、その時培った自信が失われたような気がしています。これが、自分に対するイメージの低さに繋がっていそうです。

 

このように、「今自分がすべきこと」に関する成功体験の積み上げこそが自信につながる、と言うことができます。では、「今自分がすべきこと」はどう決まるのでしょうか。仕事?夢?家族?

人生の目的を見つけること

「今自分がすべきこと」を、本書では「人生の目的」に求めています。自分の人生で成し遂げたいこと、すべきことはこれだ!と決める。その上で、その目的を達成するための目標を定め、一日の行動を決定する。そしてあとはその目標と決定した行動に添い、黙々と課題を解決していく。

これこそが、自分に自信を持ち、なりたい自分になるための方法である、ということでしょう。

どうなりたいか?

自分の人生の目的を見つけたいと強く思います。目的さえはっきりしていればコツコツ努力を積み上げることは比較的得意なので、その終着点をはっきりさせたい。自分自身との対話が必要です。

実践したいと思うこと

完璧を目指さない

自分はどうにも完璧主義の傾向があるため、目標を高く達成する、そして達成できなかった時に落ち込む、といったことがよくあります。80%できでも、大事な20%が仕上がっていたら満足する。そういった心持ちを持ちたいです。

自分の実力より少しだけ上の目標を設定し、実行する

目標設定を高くしすぎず、少し上の目標に対し取り組むように習慣づけたいと思います。前述の完璧を目指さない、というところにもつながります。

気に入ったフレーズ

 大事なのは勝つことではなく、強くなることです。

 

それでは。

『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』レビュー

書名:スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

サブタイトル:人々を惹きつける18の法則

原題:The Presentation Secrets of Steve Jobs

著者:カーマイン・ガロ

訳: 井口耕二

解説:外村仁

 

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

 

 

この本を選んだ理由

プレゼンのハウツーについて興味を持って以前買っており、今回時間を作って読んでみました。

また、こういった本は仕事に対するやる気を上げることにもつながりそうだなあと漠然と考えて選びました。

内容

本書ではジョブズのプレゼンテーションを分析し、聴衆を魅了するテクニックの数々を初めて明らかにする。

本書の題名の通り、スティーブ・ジョブズがプレゼンで用いているテクニックを分析し、18の項目に分けて紹介する内容となっています。

あくまでスティーブ・ジョブズのプレゼン分析が主であると言えます。一般的なプレゼンの技術向上のためのノウハウ本、というわけではないでしょう。

レビュー 〜人の心に突き刺さる話をするために〜

誰もがスティーブ・ジョブズのようになる必要はない、というかなれないワケ

多くの人が思う事かもしれませんが、誰もが(自分も含めて)スティーブ・ジョブズのようなプレゼンができるとは思っていません。それは「技術がないから」という理由ではなく「そんな機会がない」と理由からです。

ジョブズのプレゼンと言えば、マックワールドでのセンセーショナルな商品紹介が最も印象に残っている方が多いでしょう。ですが、そもそもあのような場で話をすることがある人が、果たしてどれだけいるのでしょうか?

 

(やや逆説的ですが、こういった話し方ができるようになることで、ジョブズのプレゼンのような機会を得ることができるかもしれません。が、それはまた別の話)

ポイントはあくまで”話し方”にある

しかし、それでもこの本から学ぶ点は十分にあると考えています。それは、この本で紹介されているテクニックは、プレゼンに留まらないより根源的な”話し方”に繋がると言えるからです。

センセーショナルなプレゼンではなくとも、人前で話す機会というのはビジネスの現場では誰しも持っているものではないでしょうか。自己紹介、進捗報告、取引先への商品説明、などなど……

そういった時に、本書で紹介されているようなテクニックを少しでも盛り込むと、より印象深いものになるのではないでしょうか。

人前で話すということ

人の話を聞いている時、一字一句相手の聞いていることを覚えてくれる人はまずいません。だからこそ、相手にこれだけは覚えておいてほしいテーマ、キーワードを考え、それを相手に印象づけることが大事です。本書は、その助けになると言えます。

 

人に話をする時、自分の言った何気ない一言を(良くも悪くも)相手が印象深く覚えている、という経験はありませんか?

その”何気ない一言”を自分の力でコントロールすることができるとしたら。それは、コミュニケーションにおいてかなり大きな力になるのではないでしょうか。

テクニックを身につけるには、さらなる勉強を

前述したように、この本はジョブズのプレゼンテクニックの分析を主としており、それを身につけるためのトレーニング、細かいノウハウといった内容はやや薄めです。また、プレゼンの状況もやや限定的であるため、例えば日本の現場で全く同じテクニックが使える、ということもないかもしれません。

これらのテクニックを身につけ、上手に使うためには、さらなる勉強と状況に合わせて使い分ける対応力が必要ではないかと思います。

どうなりたいか?

相手の記憶に残るような話し方をすることができるようになりたい。また、人前で自信を持って話をすることができるようになりたい。

実践したいと思うこと

問題提起を的確に行う

自分の考えを人に話す時、その話になぜ注目する必要があるのか?を明確にすることで注意を引くことができます。その際、問題的を的確に行うことで(当然その文脈の作り方も本書に記されています)話に引き込めるようになります。

話し方に存在感を出す

話し方に存在感を出すために、まずは自分の発する声をコントロールすること。また、身振り手振りアイコンタクトも意識的に使うこと。

 

それでは。

『アイデアのつくり方』レビュー

 

書名:アイデアのつくり方

原題:A Technique for Producing Ideas

著者:ジェームズ W. ヤング

訳: 今井茂雄

解説:竹内均

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

 

 

この本を選んだ理由

イデアに関する本を読むと決まってこの本が参考文献として出てきます。気になって以前購入しましたが、その後機会に恵まれず読むタイミングを逃していました。今回時間があったので読んでみた次第です。

内容

それは、私たちの意識下で進行するアイデア形成の、長い、目に見えない一連の心理過程の最終の結実にほかならないのではないか。

 もしそうなら、この心理過程は、意識してそれに従ったり、応用したりできるように跡付けてみることができないものだろうか。

この本は、題名の通り、そして引用の通り、人がアイデアを形成する際に必要となる原理を2つ、そして必要な5段階を方法論、ノウハウとしてまとめた一冊です。筆者は広告代理業界の方ですが、あらゆる分野に応用できるアイデア形成のノウハウであることは間違い無いでしょう。

レビュー 〜事実の関連性を追求する習性〜

イデア形成のバイブルとも言うべき本

イデア形成に関する書籍を読むと、決まってこの本が参考として挙げられています。また、ネットの書籍レビューでも多くの記事が書かれているようです。今回初めて読んでみて、確かにアイデア形成のエッセンスが詰まっている良書だと感じました。筆者の経験談としてまとめられている点もかなり好印象を持ちました。

一読するだけなら1時間もかからない分量ですが、かなり読み応えがある内容だと思います。今更自分がレビューすることもないかもしれませんが、やはりこの本を読んで考えたことを記しておくことも必要だと感じました。

大切な二つの原理

本書は主に2つのテーマを扱っています。アイデア形成に必要な原理と、実際にアイデアを形成するための方法、心理過程についてです。

イデア形成に必要な原則は2つ。一つ目はアイデアとは既存の要素を組み合わせるということ。そして二つ目は、物事の関係性を探ろうとする習性が必要である、ということです。

イデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない

 

だから事実と事実の間の関連性を探ろうとする心の習性がアイデア作成には最も大切なものとなるのである。

特に、二つ目に重要性

一つ目の原理については、多くの本でも流用されている原則です。しかし、二つ目の原則については、意外と触れられることがあまりなかったように感じます(世の中のアイデア形成の本が本書の解説本でない以上、当然かもしれませんが…)。

そして、この原則こそがアイデア形成の力を養う上で知っておくべきことなのではないか、と感じました。いくらアイデアの種となる既存の要素を集めても、新しい組み合わせを生み出さなければ意味がありません。この事実の関連性を探る思考を”習性”レベルにまで身につけることで初めて、アイデアを形成する力が身につくのではないでしょうか。

そして、この習性を練磨することは誰にでも可能である、と本書では述べられています。

ところで、この心の習性は練磨することが可能であるということは疑いのないところである。

本質をついた5段階のノウハウ、だが…?

この後、この二つの原理を前提として、アイデアを形成するための方法論が5段階に分けて展開されていきます。その詳細を知るには本書を読むことをお勧めしますが、かなり本質的で核心をついていると言えるでしょう。

ですが、本質的であるあまり、やや具体性に欠けるのか……?といった印象も持ちました。この方法を意識した上で、アイデア形成の手順をより具体的に示した書籍を参考にすると更に良いかもしれません。個人的なオススメはやはり『考具』でしょうか。

 

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

 

 

どうなりたいか?

イデアを自分で生み出せる、問題に対する解決策を自分で考え出すことができる、という力は、今後の社会で特に重要な力であると感じます。そういった能力を持った人間になりたいと強く思います。

実践したいと思うこと

事実の関連性を探る習性を身につける

本書では良い方法の一つとして社会科学の勉強をやることを挙げていますが、自分には明らかにハードルが高いでしょう(笑)。普段から事実を額面通りに捉えず、関連性を思考する癖を身につけたいと思います。どうやれば身につけられるのかはまた考えねばなりませんが。

情報収集を常に行う

ある問題を解決するには、その問題に関連する情報と、一般的な社会的知識の両方が必要になると本書では述べています。特に一般的な知識に関しては、情報感度を上げるという意味でも、常に新しい情報に触れる機会を作っていく必要があるでしょう。

気に入ったフレーズ

 原理と方法こそがすべてである。

 

それでは。